|
ひょんな事から、愛知建築士会の木造塾“木塾”の委員になり、講座講師の折衝と現地見学講座の企画を担当して、少し前から今年の講座の準備に関わっています。
今年の木塾は「木と住まい」を学ぶというテーマで講座構成され、全6講座を前期・後期に分けて、前期を名古屋大学名誉教授 平嶋 義彦 先生から木の住まいの通史を2万年前まで遡ったところからのお話と建築材料としての木材を語っていただきます。 後期は「木の住まい工房」主宰で金沢工業大学名誉教授の鈴木有先生から、日本の伝統民家の環境特性や構造特性について語っていただく内容です。 その前期で丸一日をかけて、あいちの森林の状況や木材流通の現状を見学しようという講座が組まれていて、見学場所の下見を他の委員とともに行ってきました。 見学するのは東三河の山林地域。 まずは名古屋から県内で一番遠い豊根村に行き奥三河の林産業の状況と、以前“あいちの木で家をつくる会”で構造調査した せがい造りの古民家を見聞しする。 その後南進して、東栄町で間伐現場と愛知県内では少なくなった山間地にある製材所を、新城市では地域材を専門に扱っている木材流通所の製品土場を見て、さらに大規模な原木集積場と大規模製材所を見るという、かなり欲張ったものです。 もともとは泊まりを入れて二日間で見学しようというものを一日で見ることになり、少し無理のあるコース設定ではある。 下見での様子を考慮して改めて見学先の選別をしなければならないが、それぞれに現地でお世話をいただける方の協力があってできることであり、今回の下見でも好意的に迎えていただいているし、塾生の方々にも多くを見てもらい あいちの森林の状況を知って欲しいし・・・、 悩ましいことである。
今日 民主党政権が誕生します。
民主党がマニフェストに掲げている政策で、「住宅政策を転換して、多様化する国民の価値観にあった住宅の普及を促進する」として、建築基準法の見直しや木材住宅産業を「地域資源活用型産業」の柱にするなどを掲げている。 これの具体化と実現に期待をしたい。 木が好きで、地域材(あいちの木)を使い 木組みによる住宅の設計を主としているものとして、今の建築基準法はあまりにも縛りがきつすぎるし、その縛り方も全国一律である。 日本の住宅は地域それぞれで、その土地の地域産業構造や生活基盤、生活習慣・気候・自然環境によって実に様々な形態やありようをつくりあげて、長い間で技能を磨き上げ継承してきた。 また その住宅の主要な構成部材は、その土地の「身近な素材」であった。 それが、木材であり土であり、石であり、植物の繊維をうまく使った紙であった。 住宅を構成するほとんだが 再生産可能な素材であり、再利用できる素材であった。 そしてその素材の供給と加工のシステムの中で、地域の産業と雇用が生まれ、生活が維持されていった。 こんなシンプルな産業構造が日本を支えてきて、日本の文化の一端をつくり上げてきたと思っている。 しかし、今の法体系と建築システムは地域の多様性を無視してきた。 さすがに そろそろ 「こんなのおかしい」という声が出始めている。 民主党の住宅政策をつくった小委員会の座長 前田武志参議院議員は、これからの低炭素社会の中で「日本の木の文化」の素晴らしさをもう一度位置づけて欲しいと述べている。 これには同感し、そのような政策になるように期待する。 政権交代は時代の価値観の転換を図るチャンスでもある、ぜひもう一度「木の文化」に暮らすことを「良し」となるような社会にしていきたいものである。
ブログは書き手が肩に力が入っているとなかなか更新出来ないことがよく分かりました。
正月から更新しなければ書かなければ思いつつ、気が付けば九月になってしまいました。 これからは気楽に、思ったこと気がついたことを「身の丈に合わせて」書いていきます。 少し前から事務所のホームページをリニュアールしています。 昨年5月にアップしましたが、その時は何も分からないままに我流でつくっています。 建築や住環境づくりに関わる者として「どんな建築・環境をつくるのか」を伝えなければと気張ってつくりましたが、見直してみるとなにやら自己主張ばかりのHPになっています。 「これでは見てもらえないな~、このHPは誰にみてもらいたいのか!」がと今となって気がついた。 そこで、トップページにダイレクトに“こんな方にみてほしいサイト”ですと唱い、「くらし方をデザインする」という事務所の基本理念を踏まえつつも、「主張」ではなく「提案」をしていく内容に少しづつ書き換えていく予定です。 HPを見ていただいている方、気長にお付き合いください。 ご関心のある方はこちらから
明けましておめでとうございます。
今日から仕事始めです。 久しぶりの投稿です。昨年の10月以降 次の事業展開を模索していてブログがおろそかになっており反省反省。 新事業展開の模索中と時を同じくして世界的な経済危機が押し寄せています。 マスコミや廻りは暗い話ばかりでうんざりです。 我が事務所も大変な時ですが、こんな時だからこそ「良いことさがし」をして明るい気分になりたいものですね。 先ほど見ていたテレビで日産の社長ゴーン氏が非正規社員のリストラについて「残念な事だが他に選択肢がない」と弁明をしていた。 今大企業は経営悪化の中でかなり近視眼的な方法で社会からの避難を浴び信頼を落としてでもこの危機を乗り切ろうとしているのだろうか。 我が事務所のような小さなところは世間からの信頼をなくしたらその先はないと思い踏ん張っているのというのに。 昨年滋賀の近江八幡で建物探訪をしてきた。 「三方良し=買い手に良し、売り手に良し、世間に良し」のあの近江商人の地である。 そこで ボランチィアガイドのお姉さんからいただいたものがある。 関西地方では有名な西川布団店の初代(と聞いたが・・・)からの家訓であるが、これを今の大企業の経営者に送ると同時に我が身の銘ともしたい。 ![]() 「義(理)を先にして 利(益)を後にするは栄えるなり 富を施すことを好むはこれ徳なり」 (細かなところを気にしなければこんな読み方で大方は違わないと思う、大切なのはその心構えである)
最近の木造住宅は耐震性能を確保するために「金物」で構造部をつくる木材をつなぎ合わせています。
「木の家」をつくる人にはこの「金物」は評判が良くなく「金物を使わないつくり方」として、昔ながらの「伝統構法の家」に関心が寄せられています。 どこまでを「伝統構法」の技術か?と言い始めると難しくなります。 そこで少し前まで大工さんが普通に使っていた技術・構法として「貫」「渡りあご」などを使う建て方を私は「伝承構法」と呼んでいます。 ![]() これは今後展開していく「2.5K House」のプロトモデルとなるものです。 ![]() 耐震性能を確保しながら、町場の大工さんの技術でできる「金物をできるだけ使わない木の家」 を「あいちの木」の標準部材を使って企画・設計していきます。
日本の山や森が荒れていて間伐が必要であることは少しづつですが知られるようになってきました。
間伐などで立木を伐採したときに必ずといっていいほどに捨てられている部分があります。 それは樹木の先端部「梢」と呼ばれているところです。 ここの部分は細いため使い道がないと3~4mぐらいは捨てられてきました。 しかしこれらの捨てられた丸太が、最近多くなった豪雨の時に山から川に流れ出し、河川災害や洪水の要因にもなっています。 ![]() この梢材をなんとか使えないかと数年前から有志でさまざまな工夫をして少し厚めの板にして使えるようになりました。これを「いたわり材」と呼んでいます。 この板材を「板倉」にして使った「小屋付きデッキ」をプロデュースし「慈庵」と名付けました。 一番新しい「慈庵」ができました。 つくるごとに少しづつ改良を加えていますが、もう少ししゃれたデザインにして、小さなショップや事務所に使えるようにするつもりです。 「いらない子」として山に捨てられいたものも、使い方でりっぱな「木資材」となりました。 ![]()
「NPOつくし」の工事が終わり引き渡しをしました。
これからいろいろ什器・備品が入ります ![]() 10坪たらずのスペースに主たる事業である居宅介護ヘルパーステーションにショップ、カフェ、 そして外に「語る街角パーク」とNPOつくしの想いをギュ~と詰め込まれています。 ![]() ここのデザインコンセプトは「少し前の佇まい」 さて出来具合はどうか・・・ 引き渡しの日に扉を全部開けていましたら、多くの方に「できましたね」とか「良い感じですね」とか声をかけていただきました。 工事中から気になっていたというご近所の方、以前の喫茶店のママさん、筋向にある市民病院の看護婦さんなどなど。 まずは「佇まい」には関心を持ってもらったようです。 ![]() ![]() ここの外側に来年には、ウッドデッキとオーニングテントを設えて内部と一体となった「語る街角パーク」ができる予定です
アレルギーの人は「トンカツ」が食べられません。
「小麦アレルギー」の人はころもの「パン粉」 「卵アレルギー」の人はころもを付けるときに使う「卵」が使えません。 ![]() そこで「あこがれのトンカツ」が今月のアレルギー料理。 「卵」のかわりに「アレルギー用のマヨネーズ」、「パン粉」のかわりに「米粉パン」を使っています。
事務所入り口の庇フレームにからまっいているツタからぶら下がる「実」。
これなんの「実」かわかりますか。 わかる人は田舎で育った人ですね?!。 ![]() 「アケビ」の実です。 これがなぜ事務所の入り口にぶら下がっているのか。 その答えは 「育てている人がいる」からです。 「マイナーな設計事務所の働かない従業員」を自認している方が、田舎育ちでして 田舎からもらってきた「アケビ」を子どもたちが食べたあと、その種を植えておいたらどうゆうわけか「芽」が出てきたので、大きな鉢に植え替えて事務所の入り口にツタのように絡ませたら「実」がなったという曰く因縁のある「アケビの実」です。 田舎育ちの人は多いようで、前を通る人が見上げて「あっアケビだ、なつかしい」と関心をもってみている人が結構います。 まちの人々の話題提供にはなっているようです。 このアケビ 興味をもってもらった同じマンションの「料理屋」さんにさしあげました。 子どもさんが種から育てるようです。 ![]() ちなみに私は最初にこれを見てもなんの「実」であるかはわかりませんでした。 「マイナーな設計事務所の働かない従業員」の田舎に行ったときの話です。
NPOアレルギーネットワークの「いいくらしフォーラム」報告の続きです。
![]() まずはアレルギーネットワーク副理事長の伊藤浩明医師による「食物アレルギー」について。 先生からは、アレルギーの基礎的な知識が話されました。 その中で アレルギーは身体の中で何が起きているのかをアニメーションで動くパワーポイントを使いわかりやすく説明がありました、そのほんのさわりの部分をお伝えします。 人には外部からウイルスや細菌が体内に入ってきた時に「抗体」がこれとたたかい排除しようとする働きがあり、これを「免疫反応」といいます。 この反応が正常な時は何も問題はないのですが、アレルギーとはこれが「過剰」に反応にすることをいいます。 過剰な免疫反応になると「食物」もその人にとってはウイルスや細菌と同じように異物として排除しなければいけにものとして抗体が反応して、その結果さまざまなアレルギー症状があらわれます。 抗体は異物として扱われる食物などが一度体内に取り込まれると自動的につくられ 次に同じ物が体内に入ってきたときに反応するように準備します。 このときの立役者が「IgE抗体」です。 そして異物として扱われる食物などが次に体内に取り込まれたとき、これを抱えて「肥満細胞」にとりつきます。 その時「IgE抗体」と同じ鍵穴を持っている「肥満細胞」にとりつくと、その細胞が自分の中にいっぱいに抱えている(このぱんぱんの状態の細胞ということで「肥満細胞」と呼ぶようです)ヒスタミンやロイコトリエンという化学物質を放出し、このヒスタミンやロイコトリエンが様々な悪さをしてアレルギー症状がおきるのです。 「肥満細胞」は人の外側の皮膚層の下ににたくさんあるようで、先生のお話ですと 体重1kgぐらいの重さ分はあるとのことで結構な量ですね。 アレルギーの症状はいろいろありますが確かに その多くが皮膚にかかわる場所ですね。 先生の説明では、腸も口から入りお尻から排出する管の一部であり 人間にとっては「外側の皮膚」の扱いになるとのことで、アレルギーの症状に「下痢」があるのはそのためと説明され「う~ん納得」とうなづいてしまいました。
| |||||